Copper PDF 3 をリリースしました

HTML→PDF 変換ミドルウェア Copper PDF バージョン3 をリリースしました。
新しいバージョンでは縦書き、ルビ、多段組に対応した他、ネット上のフォント(.ttf, .otfフォント)を利用できる、ウェブフォント機能をサポートしました。

「Copper PDF サーバーのダウンロード」からダウンロードして下さい。

ドライバは以前のバージョンのものがお使いいただけます。ただし、新機能の「複数の結果の結合」、「TLS接続」を利用する場合は、Java, Perl, PHP共に新しくリリースされたバージョン2.1.0以降のドライバをダウンロードしてください。

バーコードプラグインは、以前のバージョンのものは使用できません。バージョン2.0以降のプラグインをダウンロードしてください

開発の背景

HTMLを使った帳票レイアウトの可能性を広げ、帳票だけでなく、日本語の書籍の組版にも利用いただけるよう、各種機能強化を行いました。CopperPDFは高速処理・負荷分散が可能なため、新しいバージョンは、電子書籍のオンデマンド配信にも最適なミドルウェアとなっています。
既に2010年2月より、弊社サービス『ブログ出版局』縦書きサービスにて、バージョン3の機能を先行して活用し、縦書きや多段組について、1年以上のデータ処理の実績がございます。

主な変更点、新機能は次のとおりです。

対応Javaバージョンの変更

Copper PDF 2 まではJava実行環境は JDK1.4.2 以降に対応していましたが、
Copper PDF 3 からはJava5(JDK1.5.0) 以降が必須になりました。

レイアウトの一般的なブラウザとの互換性を向上

HTML解析ライブラリを大幅に改修し、タグの解釈方法(タグの不整合があった場合の補完方法等)を一般的なブラウザに近づけました。
テーブルの途中で改ページされた部分にマージンを残さないようにレイアウト方法を変更しました。
同じ文書でも Copper PDF 2 系統とはレイアウトの違いが生ずる可能性がありますので、ご注意ください。

縦書き

CSSプロパティ writing-mode による、縦書き指定に対応しました。
文書全体の縦書き、縦中横も実現可能です。
PDFの右綴じ、左綴じを切り替えられるようになりました。

また、横書き向けに作られた文書のマージンや境界の指定を、縦書き用に自動的に回転する独自の機能を備えています。

多段組み

雑誌や新聞のような、2段、3段といった多段組に対応しました。
CSS Multi-column Layout Module の以下のCSSプロパティをサポートしています。
・column-width
・column-count
・column-gap
・column-rule-color
・column-rule-style
・column-rule-width
・column-rule
・column-full
・column-span

また、page-break-before, page-break-after に改ページだけでなく、“改段”の機能を追加しました。

ルビ

HTMLの ruby, rb, rt, rp 要素によるルビをサポートしました。

ウェブフォント

CSS Fonts Module Level 3 の @font-face ルールとルール内の以下のCSSプロパティによる、フォントの読み込みが可能になりました。
・font-family
・src
・font-weight
・font-style
・uncode-range

MSフォントのフォントメトリックス情報

株式会社リコーよりライセンスされたMS明朝体、MSゴシック体(等幅とプロポーショナル)のフォントメトリックス情報を内蔵しました。
日本語Windows環境での表示を前提としたPDFで、フォントの埋め込みをせずにプロポーショナルフォントを利用することができます。

複数の結果の結合

複数の文書から1つのPDFを生成できるようになりました。
アプリケーションでEPUBのような複数のHTMLに別れた文書を1つのPDFにまとめるといった処理が可能です。

TLS接続

ドライバとCopper PDFの間でTLSによる暗号化通信に対応しました。
インターネット上にCopper PDFを置いた場合でも、安全に接続することができます。

その他の機能

メッセージ処理

全てのメッセージを受信しなくてもいいように、メッセージコードをフィルタリングできるようになりました。
“processing.include-message”, “processing.exclude-message”に、それぞれクライアントに送る、クライアントに送らないメッセージコードのパターンを指定することができます。
パターンはメッセージコードの16進数表記で、’?’は全ての文字にマッチします(例: “3???”は3000-3FFFのコードにマッチする)。
ルールは設定順に適用され、デフォルトでは全てのメッセージが送られます。

fonts.xml

にfile属性を指定することにより、AWTライブラリでフォントファイルを読み込むことができます。
にdir属性を指定することにより、AWTライブラリで指定ディレクトリ内のフォントファイルを読み込めます。

fonts-policy

-cssj-font-policy, “output.pdf.fonts.policy” の値に -core を入れると、コア14フォントが使われなくなります。

リストスタイルの拡張

list-style-type プロパティに次のスタイルを追加しました。
-cssj-full-width-decimal 全角数字
-cssj-cjk-decimal 位取り漢数字

画像のサイズ制限

画像の最大サイズを制限するために、次の入出力プロパティを追加しました。
“output.pdf.image.max-width”
“output.pdf.image.max-height”


PDF

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