PDFテンプレートの作り方HOWTO

概要

Copper PDFはPDF出力の元となるテンプレートをHTMLで作ることができるため、特定のソフトウェアに依存しない、既存のウェブアプリケーション開発のノウハウを流用できる、HTMLの特徴である柔軟性のあるレイアウトが可能になるという利点があります。また、サーバー側でPDFにかためてしまうため、ユーザーが使用するブラウザの違いを気にしなくてもよいということも大きな利点です。

ここでは、それらのメリットを生かしつつ、多くの人が使い慣れているオフィスアプリケーションを利用して、PDFのテンプレートを、早く、安く、簡単に作成でき、なおかつ実用的な方法をご紹介します。

テンプレート作成のためのアプリケーション

以下はそれぞれのアプリケーションをPDF出力のテンプレート作成という観点で、次の基準で3段階評価したものです(私の主観的な評価ですのでご容赦ください!)。

機能
文書の見栄えを指定する機能の豊富さです。
使いやすさ
文書の編集の簡単さです。
安定性
期待通りのHTMLファイルが得られる度合いです。
アプリケーション 機能 使いやすさ 安定性
Microsoft Office ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆
OpenOffice.org ☆☆☆ ☆☆☆
Google ドキュメント ☆☆☆ ☆☆☆
TinyMCE ☆☆ ☆☆ ☆☆☆

Microsoft Office(MS Office)は、事実上最も普及しているオフィスアプリケーションです。既存の文書の多くがMS Officeで作られていることと、MS Officeの操作に慣れている人が多いという利点があります。MS Officeには作成したドキュメントをHTMLとして出力する機能があります。この機能は必ずしも期待通りのHTMLを出力することが出来ず、安定性に欠けるという問題がありましたが、バージョンが新しくなるにつれ、かなり改善されました。

OpenOffice.org(OOo)は無料で使えるオフィスアプリケーションです。無料であるという魅力から、企業や公共機関でも使われ始めています。MS Officeとの互換性も考慮されており、完璧ではありませんが、MS Officeが出力したファイルを読み込むことができます。残念ながら、現状ではHTML出力機能はMS Officeより安定性に欠け、期待通りの出力結果が得られないことが多いようです。

Googleドキュメントは、ブラウザ上で動作するオフィスアプリケーションです。グーグルのアカウントを取得することで、誰でも無料で使うことが出来ます。MS Officeで作成されたドキュメントが読み込めますが、OOoに比べてもかなり機能が限られます。ただし、内部的にはHTMLベースであるためか、HTML出力に関してはほぼ確実に期待通りの結果を得ることが出来ます。Googleドキュメントには既にPDF出力機能がありますが、HTMLファイルとして出力してからCopper PDFでPDF化した方が良好なレイアウトが得られます!

TinyMCEはブラウザ上で動くHTMLエディタです。無料のオープンソースソフトウェアです。単独で使うよりは、ブログや掲示板のような、ウェブアプリケーションの組み込み用途に適しています。

今回は、MS Officeを使います。MS Officeが出力するHTMLは独特で、そのままウェブページとして公開する場合は、全てのブラウザで同様に表示できるか不安があるものですが、PDF出力に関しては問題ではありません。また、Copper PDFはInternet Explorerとの互換機能があり、MS Officeが出力するHTMLも期待通りにレイアウトできるように改良が重ねられています。

テンプレートエンジン

ユーザーがウェブフォームから入力したデータ、あるいはデータベースに登録されたデータをテンプレート上に流し込む場合、テンプレートの一部を変数で置き換えるという処理が必要になります。そのとき、便利なのがテンプレートエンジンです。有名なASP, JSP, PHPも一種のテンプレートエンジンですが、これらは変数で置き換える部分(置換タグ)に'<‘や’>’といった記号を使うため、今回のような用途には適しません。例えば、編集画面で'<‘という文字を入力すると、HTMLのソースの中では’&lt;’という文字列にエスケープされてしまうためです。

一方でHTMLオーサリングツール等での編集のしやすさを考慮して、HTMLでエスケープしなくてもよい記号を使える「可視性の高い」テンプレートエンジンも存在します。こういった特徴は、オフィスアプリケーションを利用する場合にも有利です。主なものとして、つぎのような例があります。

テンプレートエンジン プログラミング言語 変数 foo の置換タグ
JSP 2.0 Java ${foo}
Smarty PHP {$foo}
Template-Toolkit Perl [% foo %]

今回は、PerlのTemplate-Toolkitを例にして解説します。テンプレートの書き方は、都度簡単に解説していますが、実際に業務に使用する方は、公式のマニュアルも参照してください。Template-Toolkitの英文のマニュアルはhttp://search.cpan.org/dist/Template-Toolkit/lib/Template.pmで読むことができ、和訳はhttp://www.hakoniwa.net/tt/で公開されています。

テンプレートの題材

今回は、公共機関で使われる書類の様式を題材として使います。現在、全国のほとんどの自治体はインターネットで例規集を公開しています。REIKI-BASEをはじめとする、インターネット例規集では、公共機関での申請に使う書類の様式が、ほとんど網羅されています。つまり、今回の課題を実践すれば、公共機関の申請書類を自動出力するシステムを簡単に作ることができます!

例えば、東京都のインターネット例規集のアドレスは http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_menu.html です。

東京都例規集

東京都例規集のログインページ

例規集目次から第16編 警察、第4章 交通を選択すると、「東京都道路交通規則」が見つかります。この規則には、警察に提出する交通関係の申請書類が添付されています。

東京都道路交通規則

この中の様式を題材として使用することにします。

テンプレートの作成

では、実際にテンプレートを作成する方法を解説します。なお、この解説のサンプルはMicrosoft Office Word (MS Word) 2003でテストしました。

東京都のインターネット例規集の東京都道路交通規則から、別記様式第3(第2条関係)をダウンロードしてください。これは、車両通行禁止の道路に、特別に車両を通行させる許可証(標章)を発行してもらうための申請書のようです。

別記様式第3(第2条関係)

様式名の部分をクリックでダウンロードできます

ダウンロードしたファイル(12199004042107151.doc)をMS Wordで開き、「ファイル」メニューから「Webページとして保存…」を選びます。

Webページとして保存

ファイルの種類は「Webページ(フィルタ後)(*.htm. *.html)」を選んでください。

出力されたHTMLファイルをCopper PDF(copper-webappを使用すると便利です)で変換すると、ほぼ様式どおりに再現されます。

MS Word 出力見本1

Copper PDFで出力したPDF

但し、囲み文字の印の○がずれるという問題が発生しています。これはMS Wordファイルの元データで、図形ツールで印を囲ってしまっているためです。MS Wordには囲み文字機能がありますが、これを使うと、HTMLには囲み文字が反映されません。幸い、㊞という文字があるため、これを使用することにします。

今回は、PDFの出力をする際、MS明朝フォントを埋め込んでいますが、他のフォントでは㊞という文字が使えないことがあります。一般的な囲み文字の再現方法は「Q. 囲み文字を表示するには?」を参照してください。

MS Word 出力見本2

修正後のデータから出力したPDF

この申請書のPDFを出力する、具体的な状況を考えてみます。申請者は、ウェブサイト上のフォームから必要事項を記入し、手元のプリンタで印刷して押印して警察署に持って行くことができるでしょう。あるいは標章の受け取り時に押印すれば足りるのであれば、もっと効率よくオンラインでデータを警察署に送って、警察署のプリンタで印刷して審査を済ませておき、審査が終わってから申請者が警察署に出向いて署名ないしは捺印するという方法が考えられるでしょう。

Template-Toolkitに渡す変数の仕様は次のとおりとします。

変数名 データ
date 申請の日付
address 事業所の住所
establishment 事業所の名称
responsible_person 事業所の責任者
contact 事業所の担当部署名
telephone 電話番号
added_cars 新規に申請する車両の台数
added_numbers(配列) 新規に申請する車両のナンバー
continuous_cars 継続して申請する車両の台数
continuous_numbers 継続して申請する車両のナンバー
reason 申請の理由 1=電気、ガス、水道、電話又は鉄道の緊急修復工事のため 2=報道機関の緊急取材のため 3=食品衛生法に基づく臨検検査のため 4=環境基本法に基づく公害調査のため 5=民事執行法に基づく強制執行等を迅速に行うため 6=総務省設置法に基づく電波の監視及び探査のため 7=狂犬病予防法に基づく犬の捕獲のため 8=郵便法に規定する郵便物の集配のため 9=歩行困難者の輸送業務のため(特別な装置・構造を有する車両) 10=監察医務院等が行う検案のため 11=国又は地方公共団体が保有する車両でその職員が公益上必要な用務
reason_detail reasonが11の場合の詳細な説明
area 通行禁止を除外したい道路の区間
term 通行禁止を除外したい期間
remarks 備考

以下が、Perlのプログラム(template.pl)例です。このプログラムはTemplate-Toolkitに依存するので、cpanやppm等を使ってTemplate-Toolkitをあらかじめインストールしておいてください。

use strict;
use Template;

# Template-Toolkitを準備する。
my $template = new Template();

# ハッシュに値を設定する。ハッシュのキーでテンプレートから値を利用できる。
my %context;
$context{date} = '平成21年9月27日';
$context{address} = '東京都中央区○○';
$context{establishment} = '○○産業';
$context{responsible_person} = '○野△夫';
$context{contact} = '工事課';
$context{telephone} = '03-0000-0000';
$context{added_cars} = '1';
$context{added_numbers} = '12-34';
$context{continuous_cars} = '2';
my @continuous_numbers = ('56-78', '90-12');
$context{continuous_numbers} = @continuous_numbers;
$context{reason} = 1;
$context{area} = '国道○○号線から○○町○丁目○○番地○○ビルまでの道';
$context{term} = '平成21年9月28日の午前8時から午後5時まで';

#同一ディレクトリの12199004042107151.htmをテンプレートとして処理する。
$template->process('12199004042107151.htm', %context);

%contextというハッシュに格納した値を、ハッシュのキーを使ってテンプレートから利用できるというものです。これはサンプルのため、値は決め打ちにしていますが、実際のアプリケーションではユーザーがフォームから入力した歩ラメータや、データベースから取得した値がここに入るはずです。

以下が、置換タグを埋め込んだMS-Wordファイルです。

MS Word 置換タグ

置換タグを埋め込んだファイル

置換した部分が分かりやすいように、置換タグをゴシック体にしてあります。こうしておけば、置き換えた後の字体もゴシック体となるので、様式にもともとあった部分と、記入した部分が判別しやすくなります。

車両番号の部分に使っている以下の置換タグは、added_numbersという配列(配列でなければサイズ1の配列と見なされる)に対して繰り返し処理を実行するものです。

[% FOREACH number IN added_numbers %][% UNLESS loop.first %],[% END %][% number %][% END %]

[% UNLESS loop.first %],[% END %]の部分は、繰り返しの最初の処理以外の場合に’,'(カンマ)を表示するという意味で、この場合2回目以降の繰り返しで番号の先頭にカンマを付けます。

以下の部分は、reasonが1であれば☑を表示し、そうでなければ☐を表示するという意味です。

[% IF reason==1 %]☑[% ELSE %]☐[% END %]

☑は16進ユニコードで2611、☐は同じく2610です。これらの文字は、フォントによっては使えないことがあります。他の方法は、「Q. チェック記号を表示するには?」を参照してください。

このファイルをWebページとして保存した物を、テンプレートとして使用し、template.plで処理すると、目的のHTMLファイルが出力されます。以下は、出力したHTMLファイルをcopper-webappでPDFに変換したものです。

MS Word 出力見本2

出力結果PDF

次はPDFの出力まで自動処理するプログラム(pdf.pl)を作成します。サンプルプログラムを流用し、HTMLをキャプチャする部分で、requireを使ってtemplate.plを呼び出すようにします。

# ドライバのインポート
use CSSJ::Driver(create_driver_for);

# ドライバの作成
$driver = create_driver_for('localhost', 8099, 'EUC-JP');
# 接続
$session = $driver->create_session('user', 'kappa');

# Content-Lengthヘッダの送信
$session->set_content_length_func (sub {
	my $length = shift;
	print "Content-Length: $lengthnn";
	binmode(STDOUT);
});

# Content-Typeヘッダの送信
print "Content-Type: application/pdfn";

# 本体の送信
$session->start_main(STDOUT, '.', 'text/html');
require 'template.pl';
$session->end_main(STDOUT);

このプログラムを、ウェブブラウザからアクセス可能な位置に配置し、ブラウザでアクセスすると、即座にPDFが表示されます。

作成したサンプルは、ここからダウンロードすることが出来ます。なお、MSフォントが埋め込み出来ない環境でも利用できるように、若干の修正が加えられています。

ms-word-sample.zip

ZIPファイルには、template.pl,  pdf.pl, 12199004042107151.htmと、その他必要なファイルが含まれています。手っ取り早く試してみたい方は、Template-Toolkitをインストールし、ローカルマシン上でCopper PDFが動作している環境で、

perl template.pl > out.pdf

を実行してみてください。


PDF

Copper PDF 2.1.2をリリースしました

Copper PDF 2.1.2をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

以下のバグを修正しました

  • CTIP 2.0でクライアントがサーバーにリソースを要求するモードでリソースが存在しないと長時間固まる。
  • 固定レイアウトテーブルで、colにspanが設定されていると、エラーで停止する。
  • page-contentにテーブルが含まれていると、エラーで停止する。
  • テーブルセル・浮動ボックス等の中に、’width’が指定されたインラインボックスが存在するとき、必要な幅が確保されない。
  • RESTインターフェースでメッセージに ” が含まれると、レスポンスが整形式のXMLにならない。

漢数字、全角番号付けをサポートしました

‘list-style-type’, ‘counter’でcjk-ideographic(漢数字), -cssj-decimal-full-width(全角数字)をサポートしました。

ページ方向の高さを取得できるようにしました

“output.auto-height”がtrueのとき、1806メッセージコードでページの高さ(pt単位)が通知されます。

代替画像を注釈として表示

“output.broken-image”がannotationのとき、表示できない画像の大体画像が注釈として表示されます。

AJP13プロトコルをサポートしました

HTTP/RESTインターフェースに、mod_jkによりApacheを通して接続できるようになりました。


PDF

Q. チェック記号を表示するには?

□の中にレが入ったチェック記号は16進ユニコードの2611であるため、この記号をサポートするフォント(MS明朝など)を埋め込み可能な状況であれば、HTML中に☑と記述することで表示出来ます。なお、対応するチェックを外したコードは&#x2610です。

チェック記号を利用できない場合は、SVGを使う方法があります。チェック記号のSVG画像と、HTMLファイルの記述例をサンプルとして用意しました。ZIPファイルに含まれるcheck.htmlをCopper PDFで変換してください。

サンプルをダウンロード

画像を文字の代わりに配置する場合は、画像に対して width: 1em; height: 1em; vertical-align: -.2em; という指定をするのがポイントです。これで画像の大きさが文字とほぼ同じ(1em)になります。また、そのままでは画像の下辺が文字のベースラインに合わされ、若干画像が上に表示されるのを、0.2em下げることで違和感がなくなるように調整します。


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Q. 囲み文字を表示するには?

囲み文字を実現するには、SVGを利用してください。

○のSVG画像と、HTMLファイルの記述例をサンプルとして用意しました。ZIPファイルに含まれるcircle.htmlをCopper PDFで変換してください。

サンプルをダウンロード

やり方は、囲みたい文字の上に○の画像を重ねるだけです。ただし、画像を文字より若干大きくすることと、横にマイナスのマージンを指定して文字に食い込ませること、画像の位置を若干下げることがポイントです。以下のHTMLコード例をご覧ください。

亀<object style="width: 1.2em; height: 1.2em; margin-left: -1.1em; vertical-align: -.2em;"
data="circle.svg" type="image/svg+xml">

widthとheightに1.2emを指定して、大きさを文字の約1.2倍としています。左側マージンに-1.1emを指定しているため、画像が左側の文字の真ん中にくるように重なります。そのままでは画像の下辺が文字のベースラインに合わさり、若干位置が高くなっているため、vertical-align: -.2em;を指定して位置を調整しています。


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Copper PDF サーバー ソフトウェア使用許諾契約書

ソフトウェア使用許諾契約本ソフトウェア CopperPDFサーバーをコンピュータにインストールする前に、このソフトウエア使用許諾契約書(以下「本契約書」と略します)の条件を、注意してお読みください。本契約書は、お客様と 株式会社GNN(以下、「弊社」)との間に締結される法的な契約書です。本ソフトウェア CopperPDFサーバーは、著作権法および国際著作権条約をはじめ、その他の無体財産権に関する法律ならびに条約によって保護されています。
本契約書は、本ソフトウェア CopperPDFサーバーに関する著作権を含む何らかの権利をお客様に譲渡するものではなく、本契約書の条件に即し、取消可能な制限付き使用権の許諾に関する契約に過ぎません。
本ソフトウェア CopperPDFサーバーをコンピュータにインストールすることで、本契約書の条件に納得し合意されたものと見なされます。もしお客様が本契約書に同意しない場合は、本ソフトウェア CopperPDFサーバーの使用は一切禁止されます。
本契約書は、本ソフトウェア CopperPDFサーバーに係るお客様と弊社との間の合意事項を網羅するもので、双方の過去に於ける提案・陳述・合意あるいは了解事項に優先するものです。

1. ソフトウエアの使用許諾
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弊社は、本契約書に基づき本ソフトウェア CopperPDFサーバーに限定されたコンピュータプログラムを使用する非独占的ライセンスをお客様に許諾し、お客様もこれに合意していただきます。
お客様は本ソフトウェア CopperPDFサーバーを、お客様が所有・借入・あるいは管理するコンピュータ上に限り使用することができます。一つのライセンスキーは、サーバ1台(搭載CPU数およびコア数とは無関係に)の機器でお使い頂くことができます。
また、お客様が所持するライセンス数にかかわらず、同一のライセンスを同時に使用しない場合に限り、購入したライセンスを同じ環境を構築している別のコンピュータで利用することができます。例えば下記のようなケースが考えられます

A. 基幹システム等で、正(ア)・副(イ)二つのサーバを用意し、常時(イ)がコールドスタンバイしている環境では、一つのライセンスを(ア)(イ)に適用可能。

B. 開発サーバでライセンスキーを設定し、本稼働時には開発サーバからライセンスキーを削除した上で本番サーバに設定する場合、一つのライセンスで利用可能。

また、有償・無償を問わず弊社の許可なしにCopperPDFサーバーの機能をレンタルサーバーとして共有したり、レンタルサーバーあるいはASPのサービスの一部として提供することはできません。そういったケースでのご利用の場合は、共有サーバライセンスをご提供しますので、別途お問い合わせ下さい。

お客様は本契約書にもとづいて許諾された権利およびライセンスキーを、譲渡・又貸し・移転・質入れ・賃貸・貸与・共有しないことに合意するものとします。

2. 発効および終了、解除
本契約書は、お客様が本ソフトウェアCopperPDFサーバーをダウンロードした時点で発効します。本契約書は、お客様が本ソフトウェア製品の使用を止め、コンピューターから削除される場合、または本製品のアップグレード製品による新たな契約が結ばれた場合に終了します。お客様が本契約書の条項および条件に違反した場合、弊社は、他の権利を害することなく本契約書を解除することができます。そのような場合、お客様は本ソフトウェアCopperPDFサーバーの使用を一切禁止されます。

3. 保証
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本ソフトウェア CopperPDFサーバーは、現状のままの状態でお客様による使用が許諾され、弊社は、適切な法律に違反しない限り、記述の有無を問わず、商品価値や特定目的への適合に関する暗黙の保証も含め、いかなる保証責任も負うものではありません。

4. 責任の制限
いかなる場合においても、弊社は、本ソフトウェア CopperPDFサーバーの使用または使用不能から生ずるいかなる損害(間接的・偶発的・必然的・特殊・典型的損害、事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損失、またはその他の金銭的損害を含むがこれらに限定されない)に関しても一切責任を負いません。たとえ、再者がかかる損害の可能性について知らされていた場合でも同様です。いかなる場合においても、弊社の責任は、本ソフトウェア CopperPDFサーバーについてお客様が実際に支払った金額を上限とします。

5. サポートおよびアップグレードサービス
弊社から発行したライセンスを持つお客様に対してのみ、CopperPDFサーバーのサポートおよびアップグレードサービスを行うものとします。サポートサービスの期間はライセンスキー発行から90日間で、電子メールでの対応となります。電子メールでの対応は、原則として最長で2営業日以内での返信を基準とします。アップグレードサービスの期間はライセンスキー発行から1年で、CopperPDFサーバーの新しいバージョンのライセンスキーを提供いたします。ただし、アップグレードサービスの期間内にバージョンアップを確約するものではありません。なお、お客様がライセンスを持つCopperPDFサーバーのバージョンのバグフィックス版については、期間に関係なく利用することができます。

6. 評価用ライセンス
CopperPDFサーバーの評価・テストを目的として、弊社から評価用ライセンスキーをお客様に提供することがあります。評価用ライセンスキーを使用するお客様も、上記の事項(5を除く)を合意したものとみなされます。ただし、評価・テスト以外の目的で使用することはできません。

7. 無料ライセンス
ライセンスキーをインストールしていないCopperPDFサーバーは無料版として動作します。ただし、機能が制限され、一切の保障はございません。

株式会社GNN

〒103-0022 東京都 中央区 日本橋室町 1-10-10-803
TEL 03-5255-3120 FAX 03-6661-0837


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Copper PDF サーバーのダウンロード

使用許諾契約書をまず先にお読み下さい。

ダウンロードしたCopper PDFは機能限定版として動作します(無料版の機能制限についてをご参照ください)。

全ての機能をご利用できる試用ライセンスキーを発行しております。また、お客様によるセットアップが不要な試用サーバーを用意しております。詳しくはこちらの説明をご覧ください。

正式なライセンスキーはこちらからお買い求めください。

バージョン 2.x 系統のラインセンスキーは3.x 系統では使用できません。

バージョン 3.2.32 (JDK 1.8以降)

以下をクリックするとダウンロードが始まります。 セットアップ方法のドキュメント(バージョン3.2.x)をお読みになり、お客様の環境に合ったパッケージをお選び下さい。

Windows用ZIPアーカイブcopper-pdf-3_2_32.zip
tar.gzアーカイブcopper-pdf-3.2.32.tar.gz
RedHatLinux用RPMパッケージcopper-pdf-3.2.32-0.noarch.rpm
Debianパッケージcopper-pdf_3.2.32-1_all.deb
Linux用tar.gzアーカイブ(64bit AdoptOpenJDK 11 バンドル)copper-pdf-3.2.32-openjdk-bundle-x64-linux.tar.gz
Windows用ZIPアーカイブ(64bit AdoptOpenJDK 11 バンドル)copper-pdf-3_2_32-openjdk-bundle-x64-windows.zip

バージョン 3.1.16 (JDK 1.5以降)

以下をクリックするとダウンロードが始まります。 セットアップ方法のドキュメント(バージョン3.1.x)をお読みになり、お客様の環境に合ったパッケージをお選び下さい。

Windows用ZIPアーカイブcopper-pdf-3_1_16.zip
tar.gzアーカイブcopper-pdf-3.1.16.tar.gz
RedHatLinux用RPMパッケージcopper-pdf-3.1.16-0.noarch.rpm
Debianパッケージcopper-pdf_3.1.16-1_all.deb

過去のバージョン

Copper PDFドライバ・周辺ソフトウェアのダウンロード

Copper PDFサーバーをアプリケーションから利用するにはCopper PDFドライバが必要です。また、CMS(PukiWiki, MovableType等)のプラグイン等の周辺ソフトウェアを公開しています。

Copper PDFドライバのページへ

周辺ソフトウェアのページへ


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Copper PDF ドライバのダウンロード

以下からダウンロードしてください。

Perl, PHP, Python, RubyドライバはRedHat Linux向けのRPM、Debian/Ubuntu向けのDEBパッケージがあります。zip, tar.gzのアーカイブ内にはcodeにドライバのプログラムがあります。

Java, Perl, PHPにはバージョン1ドライバがあります。バージョン1はCSSJとCopper PDFの全てのバージョンでお使いいただけます。他のドライバ(バージョン2)はCopper PDF 2.1.0以降専用です。

Java ドライバ

アーカイブ内のjarファイルを使用してください。

cti-java-2_2_3.zip
cti-java-2_2_3.tar.gz

以下はバージョン1ドライバです。

cssj-driver-java-1_0_7.tar.gz
cssj-driver-java-1_0_7.zip

.NET(C# / VB.NET)ドライバ

アーカイブ内のDLLを使用してください。

cti-dotnet-2_0_1.zip

Perl ドライバ

cti-perl-2.1.3-0.noarch.rpm
cti-perl_2.1.3-1_all.deb
cti-perl-2_1_3.zip
cti-perl-2_1_3.tar.gz

以下はバージョン1ドライバです。

cssj-driver-perl-1_1_4.zip
cssj-driver-perl-1_1_4.tar.gz

PHP ドライバ

cti-php-2.1.4-0.noarch.rpm
cti-php_2.1.4-1_all.deb
cti-php-2_1_4.zip
cti-php-2_1_4.tar.gz

以下はバージョン1ドライバです。

cssj-driver-php-1_1_5.zip
cssj-driver-php-1_1_5.tar.gz

Python ドライバ

Python3

cti-python-rh9-3.0.0-0.noarch.rpm
cti-python-rh8-3.0.0-0.noarch.rpm
cti-python-3_0_0.zip
cti-python-3_0_0.tar.gz
cti-python_3.0.0-1_all.deb

Python 2以前

cti-python-rh7-2.0.0-0.noarch.rpm
cti-python-rh6-2.0.0-0.noarch.rpm
cti-python-rh5-2.0.0-0.noarch.rpm
cti-python-2_0_0.zip
cti-python-2_0_0.tar.gz
cti-python_2.0.0-1_all.deb

Rubyドライバ

cti-ruby-2.1.0-0.noarch.rpm
cti-ruby_2.1.0-1_all.deb
cti-ruby-2_1_0.zip
cti-ruby-2_1_0.tar.gz


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Copper PDF 2.0.11をリリースしました

Copper PDF 2.0.11をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

以下のバグを修正しました

  • 改ページ直後のテーブルセルの内容が全て上付きになる。
  • 背景色を指定したボックスの、最初の行の背景が塗りつぶされる。

以下の修正をしました。

  • 両あわせの方法をより一般的なブラウザに近くなうように修正

sRGBカラー情報

  • PDFにsRGB(IEC61966-2-1)カラー情報を埋め込むようにしました。
  • 生成されるPDFがよりブラウザに近い色合いとなります。

PDF






Copper PDF 2.1.1をリリースしました

Copper PDF 2.0.11をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

以下のバグを修正しました

  • 改ページ直後のテーブルセルの内容が全て上付きになる。
  • 背景色を指定したボックスの、最初の行の背景が塗りつぶされる。
  • alignが指定されたまたは絶対位置指定されたテーブルのマージンが適用されない。
  • overflow: hidden;が指定されたボックスAの中に浮動ボックスBを配置した場合に、ボックスAの高さが拡張されない。

以下の修正をしました。

  • 両あわせの方法をより一般的なブラウザに近くなうように修正
  • ‘text-decoration’による下線、上線が行をはみ出さないように修正

PDF






Copper PDF 2.1.0をリリースしました

Copper PDF 2.1.0をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

rpm, debパッケージの修正

  • /var/lib/copper-pdf/conf から /etc/copper-pdf にシンボリックリンクを張っていたものを、
    逆転させました。/etc/copper-pdf が実際の設定ファイルの場所になります。

入力データ形式

  • SVGと、Java実行環境のImage I/Oがサポートする画像を直接変換できるようになりました。

新しいドライバインターフェース

PDF/A-1b(ISO 19005-1)をサポート

sRGBカラー情報

  • PDFにsRGB(IEC61966-2-1)カラー情報を埋め込むようにしました。
  • 生成されるPDFがよりブラウザに近い色合いとなります。

PDF