Copper PDF 2.0.3をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。
OpenType/CFF(OTF)フォントをサポートしました。
font.xmlファイル内のfont-file, font-dir要素により、.otfファイルを読み込むことができます。
fonts.xmlでフォントを使用する文字範囲を指定できるようにしました。
cid-keyd-font, font-file, system-font要素内に以下の要素を含めることにより、文字範囲を追加・除外することができます。
[ユニコード範囲]はU+FFFF, U+FF??, U+0000-FFFFといった形式の16進ユニコード範囲です。
<include unicode-range=”[ユニコード範囲]” />
<exclude unicode-range=”[ユニコード範囲]” />
文書情報を入出力プロパティで設定できるようにしました。
以下のプロパティで文書情報の名前と値を設定することができます。
[n]は0から始まる通し番号です。
“output.meta.[n].name”
“output.meta.[n].value”
画像の出力をサポートしました。
“output.type”にJava Image I/Oがサポートする画像形式(MIME型)を指定することにより、
画像形式で出力されるようになりました。
ただし、コア14フォントとCID-Keyedフォント(フォント設定ファイルのcid-keyed-font要素によるもの)は正確に描画できません。
改ページを強制的に抑制するモードを追加しました。
“output.no-page-break”をtrueにすると、改ページを行わなくなります。
“output.auto-height”と異なり、ページ高さが固定されます。
印刷面のクリッピングの有無を設定できるようにしました。
“output.clip”をfalseにすると、印刷
面の外(トンボや用紙の外の領域)にはみだした部分を描画します。
JPEG/JPEG 2000への画像変換をサポートしました。
“output.pdf.jpeg-image”の値にrecompressを加えました。(to-flate)と意味は同じです。
“output.pdf.image.compression”に次の値を指定できるようにしました。
flate – 可逆圧縮
jpeg – JPEG
jpeg2000 – JPEG2000
“output.pdf.image.compression.lossless”には可逆圧縮以外の画像を適用する
画像ファイルサイズの閾値(縦と横のピクセルサイズを足したもの)を設定できます。
デフォルトは200です。
PDF 1.7でファイル添付する際にユニコード形式の説明をつけられるようになりました。
{text-align: justify;}による両あわせが、より一般的なブラウザに近くなりました。
以下のバグを修正しました。
- 浮動ボックスの直後に{white-space: nowrap;}が設定されたインラインがあると、幅が足りない場合もインラインの前で折り返しがされない。
- 絶対位置指定された画像にマージンを指定すると、マージンの分だけ内部のサイズも大きくなってしまう。
- 相対位置指定されたボックス内に絶対位置指定されたボックスを配置した場合、bottomプロパティ通りに配置されない。
- 固定レイアウトテーブルでテーブルカラムのspanを指定した場合と、カラムの幅の合計がテーブル幅より小さいときの幅が正しくない。
- 固定位置指定されたボックス、固定された背景がページマージンの外に合わせられる。
- 境界があり、固定位置指定された画像が指定より大きくなる。