埋め込みフォントが表示されない問題について(解決済)

2019年8月14日にAdobe社により行われたAdobe Reader, Adobe Acrobat等の製品のアップデートを適用すると、フォントが埋め込まれたPDFを表示しようとすると、以下のようなエラーが表示され文字が表示されない現象が確認されています。

この問題について、弊社ではAdobe製品側のバグであると認識しております。

Copper PDFではCFFという形式でフォントを埋め込んでいますが、CFFデータ中でフォントに番号を割り当てるCharsetsという部分に、東アジア言語でよく使われるFormat 2という形式のデータが入っている場合にアップデートされたAdobe Reader等がエラーを出していることが確認されました。

現在、詳細をAdobe社に報告し、対処を求めているところです。Adobe社のサポートフォーラムによれば、他社のPDF出力製品も影響を受けており、報告が寄せられている状況です。

Copper PDF側では、 output.pdf.fonts.policy を”cid-keyed”に設定してフォントの埋め込みを行わないか”outlines”に設定してフォントを図形として表示する意外に対処方法がございません。既存のPDFはAcrobatのPDF/Xへの変換ツールを使って再出力するか、Chrome, Foxit等の他のPDF表示ソフトを使うという方法がございます。

いずれにしてもAdobe社の対応が行われない限り根本的な解決にはならないため、ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんが、Adobe社による再度のアップデートの配信をお待ち下さい。

Adobe社から2019年8月22日付けで配布されたアップデートで修正されています。Adobe Readerメニューの「ヘルプ」→「アップデートの有無をチェック…」から更新を行ってください。


PDF

Copper PDF 3.2.6 をリリースしました

イメージマップ、SVGのリンクをサポートしました

HTMLのイメージマップ(MAP, AREA要素)に対応しました。ただし、次の制限があります。

  • MAPはIMGまたはOBJECTの前か、直後にある必要があります。そうでない場合は2パス以上の処理を行わないとリンクが有効になりません。
  • 円形(circle)または、角が4つ以外の多角形(polygon)のリンクはそれを囲む四角形になります。

  • 画像にリンクを配置する場合は、SVGのリンク機能を推奨します。

    systemdに対応しました

    initscriptsが入っていないRedHat/CentOS環境でsystemctlで起動できるようにしました。


    PDF

    Copper PDF 3.1.13 / 3.2.5 をリリースしました

    Copper PDF 3.1.13および3.2.5をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

    フォント関係の次の機能追加を行いました

    Adobe-Japan1-7文字集合規格に対応しました
    ㍻の次の元号の組み文字に対応しました
    Windows MSフォントの文字幅情報を更新しました

    設定ファイルのfonts.xmlが更新されていますが、以前のバージョンのfonts.xmlのままにしても新元号に対応できます。

    平成の次の元号への対応について

    ご承知の通り、平成31年4月30日をもって平成が終わり、翌月から新しい元号に切り替わることが予定されております。

    PDF出力に関しては、㍻に続く新しい元号の組み文字を追加したAdobe-Japan1-7 文字集合規格がAdobe社よりリリースされます。また、UnicodeのU+32FFがこの文字に割り当てるために予約されました。

    今回リリースしたバージョンは、フォントを埋め込まないPDFの出力においてAdobe-Japan1-7に対応しU+32FFをPDFに出力することを可能にしたものです。当然、新元号が発表されるまでは表示側での対処ができないため、該当する文字は表示されません。

    平成31年4月1日以降、OSおよびPDF表示環境のアップデートが各社からなされ、新元号のフォントを表示できるようになる見込みです。また、フォントを埋め込むPDFについては新元号に対応したフォントファイルが必要になります。


    PDF

    Copper PDF 3.2.4 をリリースしました

    Copper PDF 3.2.4をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

    以下の改善がされました

    埋め込みフォントを使用した際の処理が高速化されました

    以下のバグが修正されました

    埋め込みフォントの位置や形が崩れることがある。


    PDF

    Copper PDF 3.1.12 をリリースしました

    Copper PDF 3.1.12をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

    以下の機能を追加しました

    ‘content:-cssj-first-heading(n);’ でページの最初の見出しを表示できるようになりました。

    以下のバグが修正されました

    ドライバ側のストリームの文字コードの指定(CTISessionHelper#transcodeStreamなど)が無視される不具合を修正しました。


    PDF

    Copper PDF 3.2.3 をリリースしました

    Copper PDF 3.2.3をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

    以下のバグが修正されました

    ドライバ側のストリームの文字コードの指定(CTISessionHelper#transcodeStreamなど)が無視される不具合を修正しました。


    PDF

    Copper PDF 3.2.2 をリリースしました

    Copper PDF 3.2.2をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

    ‘word-break: break-all;’, ‘word-break: keep-all;’ をサポートしました。

    ‘word-break: break-all;’は’word-wrap: break-word;’と似ていますが、後者は日本語の禁則処理をしますが、前者は禁則処理をしません。

    詳しくは、こちらを参照してください。

    Apple Symbols等のMacOSのフォントに対応しました。

    エンコーディングがApple UnicodeとなっているTrue Typeフォントに対応しました。


    PDF






    Copper PDF 3.2.1 をリリースしました

    Copper PDF 3.2.1をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

    “output.expand-with-content”プロパティを新設しました。

    “true”を設定すると、内容の合わせて用紙が拡大されます。改ページが有効の場合は、画像など分割できない要素がページの高さを超えている時に用紙が拡大されます。これは漫画などの電子書籍の表示に利用することを意図したものです。

    絵文字に対応しました

    Noto Emoji を内蔵しています。modifiers には対応していません。

    emoji というフォント名で利用可能なので、fonts.xmlファイルを修正するか。CSSで font-family: ‘emoji’; 等の指定を行うことで表示できるようになります。

    その他、利用しているライブラリの更新を行いました。


    PDF






    Java版ドライバ 2.2.0をリリースしました。

    Java版ドライバ2.2.0以降はJava 8が必須となります。それよりも古いJava実行環境では2.1.xを使用してください。

    新しいドライバではClosableを利用可能になるなどJava 8のコーディングに対応しています。他の機能の追加、パフォーマンスの向上はありません。

    こちらからcti-java-2.2.0をダウンロードして下さい。


    PDF






    Copper PDF 3.2.0 をリリースしました

    Copper PDF 3.2.0をリリースしました。「Copper PDF サーバーのダウンロード」から入手してください。

    以下の変更がありました

    1. Java 8 以降が必須となりました
    2. JK プロトコルを廃止しました
    3. フォント埋め込みPDFの出力速度が向上しました
    4. ‘content:-cssj-first-heading(n);’ でページの最初の見出しを表示できるようになりました。

    CopperPDF 3.2.x 以降はJava 8以降が必須となります。それよりも古いJava実行環境では、CopperPDF 3.1.x を使用してください。

    また、Apacheのmod_jkと連携するためのJKプロトコルのサポートを廃止しました。Apacheと連携の際はHTTPプロクシを使用してください。Java 9以降では、高速なHTTP/2.0を利用可能です。


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